人材育成 : 人工知能が、社会を変える。
1950年から取り組まれてきた人工知能は、
ここ2、3年で大きく進化しました。
人工知能の出現により、
約半分の職業がロボットやアンドロイドなどに
移行されるように言われています。
ロボットやアンドロイドに劣らない人間の能力とは?
よく言われるのが、コミュニケーションです。
ロボットやアンドロイドには、
コミュニケーションは出来ないだろうと。
しかし、ロボットやアンドロイドの知能は、
人間の知能をはるかに上回る4000にも達するそうです。
知能指数(Intelligence Quotient= IQ)は、
あのアインシュタインで、推定190くらいだっただろうと言われ、
世界ランキングで、歴代9位という情報も出ていました。
大体、一般的な人の平均値は大体100ぐらいだそうです。
結局、ロボットやアンドロイドの知能は、
保存できるデータの規模が違いすぎて、
コミュニケーションも高いレベルでこなしてしまうようです。
世界各地にいるロボットやアンドロイドの兄弟で、
互いのデータを活用しあうでしょうから、
量的だけでなく、スピードの面でも、
あっという間に高度なコミュニケーションスキルを身に付けてしまうでしょう。
人間のように感情に左右されない安定したコミュニケーション力は、
人間より高いコミュニケーションを実現していくだろう考えられます。
人間は、これまで経験しなかった、
人間より賢い存在に初めて出会うのです。
これからは、逆に人材の価値が明確になっていく時代になるでしょう。
人間にしか出来ないこと、
人間しか持ってないものを、発揮しなければなりません。
人工知能は、初めての体験には弱いと言われます。
ストックしたデータがないからです。
では人間の強みはというと、
初対面や初めてのことに向かう時、
過去の体験データをアレンジして対応したり、
人間にしかない直感で対応出来ことです。
また、ロボットやアンドロイドからは発っせられない、
情熱やエネルギー、パワー・思いやりがあります。
また、百人いたら100種類の人材が集まります。
能力も、個性も、顔も、スタイルも100種類。
現在地球上には、7,240,000,000人の人間がいて、
同じ顔が二つとないのですから、
人間にはどれだけ潜在している能力や個性があるか分かりません。
これからの人材育成は、
そういった個々の能力や個性の実現に、
シフトしていかなければなりません。
課題は、その人間に必要だから訪れます。
もしかすると、この「高度熟成社会」は、
ロボットやアンドロイドの時代は、
我々が、人間らしさとは何かを自覚する為に、
与えられた課題なのかも知れません。
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